塾メール雑感
塾メールをリリースしてずいぶんと年月が経ちました。
いまではとても多くの塾の方にご利用いただいています。
本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。
実は、最近はLINE連携メールが主流となりましたので、塾メールの役割はもうほぼ終わったんだろうなあと思っていました。
しかし、ほんの最近「メールは廃れない」を最新事情から知る機会がありました。
なので、自信を持って塾メールの新規受付を継続していくことにしました。
さてこの塾メール、月々500円+消費税+手数料ということで毎月600円ほどで利用できます。
格安ですね。
その理由については、いままでに何回も質問をいただいています。
そして色々な回答をしてきています。
そして時には格安なこともあって「しかたなく使っている感」があるユーザー様も時々いらっしゃるようです。
メールが飛ばないときがある
間違って送信される時がある
などのことがあると「安いから」に落ち着いてしまうこともあるようです。
仕方がないことかなあと思いますが、この塾メールを設計構築したエンジニアにとってそのことは「屈辱」以外のなにものでもありません。
だって塾メールの設計構築したエンジニア、普段は国内最先端システムを開発している方なんです。
たまたま縁あって塾メールに付き合わされたという状況なんです。
なので「絶対に安いから起きている不具合ではない」と言い切ります。
実際に巷間で販売されている、塾メールと同じ「メール」のみを利用した入退室メールシステムの多くは、塾メールより古い設計で現状はムリムリじゃないかというのものもあります。
しかし価格は塾メールの10倍ということも少なくありません。
確かに塾メールもユーザー様の要望で新しく追加した機能については、試作テストでは正常機能したけれど現場で実際に使用してみたら新たなバグが見つかったということがあります。
でも入退室のメールという基本機能部分自体は、長く使用してきた実績をもつしっかりしたプラットフォームですので新たなバグがある可能性はほとんどありません。
メールシステム特有の宿命的課題はありますが、この塾メール自体は、提供している価格の10倍であっても他の同様システムとの性能競争で勝ることはあっても劣ることは先ずないと思います。
つまり本来の価値、10分の1価格で提供しているといっても過言ではないということです。
そのことからこの塾メールシステムを有効に活用できる方には一つの条件があるといえます。
それは、「インターネットサーバーを利用したメールシステムの特性を理解して使用できる知性と理性」です。
「スキャンした人と違う人のところにメールが届く」
これがシステムの不具合だと思ってしまう方。
サーバーのDB情報が紐づけしたDB情報と違うところに届く・・・。
あり得ません。これが起きたら世界中のネットシステムが崩壊します。
「教室にいないのにメールが送信される」
これがシステムの不具合だと思ってしまう方。
・・・
仕方がないかもしれません。
こうしたときに冷静になって「何が起きているのか」を検証する理性が必要になります。
この時に何が起きているのかは、それぞれの環境や運用方法によって違いがありますから一つの答えというわけではありません。
解を導くための質問や説明をいたしますので、冷静に耳を傾けていただきたいなあと思うわけです。
あまりにも感情的なときはめんどうなので謝ってしまうこともあります。
それはエンジニアに失礼なことでもありますのできちんとありのまま報告するようにします。
昨年末、新型コロナ対策自粛期間に入ったころから、少し困った事例がポツポツはいるようになりました。
その前から時々あったことですが、今年の春くらいには少々多発気味とっていっても数例ですが、塾メールには多い件数です。
それは「悪戯」です。
塾メールはWEB画面を使用したシステムです。
WEB画面は子供たちがしょっちゅう触れるところですので、ある時あることに気が付くとやってしまう子が出てくるわけです。
その場合、問題が起きている子と、してしまう子が同じということが多かったのですが、コロナ時代におきるケースは、問題が起きている子(被害者)と、してしまう子が違うということが多いようです。
多いといっても数例ですが、塾メールにとっても1件でもあれば「多い」になります。
それが2件3件あれば、大ごとです。
状況を聞いてサーバーのログを見れば、それらがすべてシステムの不具合でないことはすぐにわかります。
しかし「信じていただくことは難しい」
当然ですね、塾の先生は塾メールより子供たちを信じるのが普通ですから。
でも、問題が起きている子(被害者)と、してしまう子が違うんです~~と言いたい。
あ~あ
さらに「安いから仕方なく使っている」とまで言われることもありました。
その時「やってられるか」と思う気持ちを抑えるのにどんなに一生懸命になったことか。
そんなときでも「それは申し訳ございません」とまで言うわけです。
まあ大人ですけど、酒飲んで寝ちゃいたくなります。
ということで塾メールは決して現在の提供価格(格安500円)同等品質では決してありません。
10倍価格にしても全然妥当です。
そのため本来あるべき価格で提供するべきかもしれませんので改定することを検討しています。
ただし
「インターネットサーバーを利用したメールシステムの特性を理解して使用できる知性と理性」
という塾メールシステムを有効に活用できる条件を有する方には今まで通りの価格での提供を続けます。
というようなことを考えています。
ということで。
今回は以上です。